Tubakka’s blog

初老オヤジの青春時代の実話体験談。毎話読み切り。暇で暇でしょうがない時にお勧め。

(第12話)百鬼夜行?国鉄寮は魑魅魍魎

水木しげるの妖怪 百鬼夜行

このブログは前回の話(『お嬢突撃?一宿一飯の恩義』)を途中まで(お化けの話が出るところまで)読んでから読み進めることをお勧めする。通常は毎話読み切りだが、前回+今回を合わせると長すぎるので途中分割した。ご了承願いたい。

どうしても読むのが面倒だと言う人は、ここまでのあらすじを読んでほしい

 

--【ここまでのあらすじ】 --
-お嬢について-
・中学時代お嬢様言葉でふざけていたことから私がお嬢と呼ぶようになる
・お嬢と20才頃地元でバッタリ再会する
・アイドル級の美貌とかわいさを併せ持つ
・お嬢は水商売のホステス勤め
・どこぞのオッサンの愛人をしている
-私-
・容姿に自信がない
・お嬢との関係を壊したくない
・お嬢に惚れないように頑張っている
-ポンタについて-
・会社の同僚。ある日一緒に飲んでウチに泊まることに
・泊まった時の夜中にお嬢が押しかけてきて一緒に飲むことに
・今回の話はその飲んだ時にポンタがしたお化けの話

 

【前話-居酒屋場面の続き】
ポンタと飲んだ日、遅くなったためウチのアパートに泊まることになった。その日の深夜、店がハネたお嬢がアパートに突撃してきた。3人で一緒に居酒屋へ。そこでポンタの体験したお化けの話が始まった

ポンタ「いやーびっくりしたよ、急な突撃によ」
私「悪い悪い、いいヤツなんだけど今日は飲み過ぎてると思う」
お嬢「そんなに飲んでまっせーーん」
ポンタ「いやスゲー嫌な思い出があっからさ、お化けのさ」
私とお嬢「お化け?」

ポンタ「うん、あんま思い出したくねーけどなー」
私「いや、そこまで言ったら教えろよ、気になるじゃんよ」
お嬢「うん聞きたーい」

ポンタは生のお代わりを注文するとポツポツと話し始めた

ポンタ「…トラウマんなっても知らねーよ?」
私「え?そんなに?」
お嬢「いいよ、いけいけー」

ポンタ「じゃ言うけどよ、俺仕事で知り合った国鉄の職員と飲んでよ、今日みたいに遅くなったんだよ。で、職員寮に泊めてもらうことになってよ」
私とお嬢「うん」

ポンタ「あ、その前にその職員の人となりについて言うとよ、青森の恐山近くの生まれでさ、お婆さんがイタコやってたらしくてよ」
お嬢「へぇー興味津々~」

これは酒が足りなくなるなと思い、私は生を追加した

お嬢「で?で?」
ポンタ「その国鉄の寮がさ、出るんだよ、半端なく」
お嬢「何?何が出るの?コレ?」

お嬢は『コレ?』と言って両手をブラブラする仕草をした

ポンタ「それよ」
私「どんなんが出んの?」
ポンタ「ん~まず、寮の部屋に入った時から嫌な空気流れてる感じだったんよ。なんて言うか淀んでるっつーか」

お嬢「で?で?」
ポンタ「その寮な、もうすぐ建て壊すとかでチョー古いんだよ。歩くとギシギシ鳴ったりよ、なんか窓の下側に横長の細い窓があってよ、そこからの隙間風の音が不気味でよー」
私「おぉー、で?」

ポンタ「でまぁー、二段ベッドの下を借りて寝たわけよ。電気消してよ、すっとよ5分くらい経ったらドタドタ上の階から足音すんのよ~、けどなおかしんだよ、おれらいた部屋な…」
お嬢「うん」

 

ポンタ「最上階だから!」

 

私とお嬢は同時に体を反らした。少しビビった

ポンタ「続けっとな、職員に訊いたわけよ、『あれここ上うるさいスね、上の階ありましたっけ?』ってな。そうすっとその人な青森訛りでよ、言うんだよ、上手く真似できねーけど真似すっとよ…」

ポンタ(職員のマネ)「あ~、あいヅらいつもでんだ~、なんもシねから気にすんな~」
ポンタ「でよ、言ったんだよ『いやでも気になりすよー』って。したらよ」
ポンタ(職員のマネ)「オメラうるせーっぞ~、しズかんしろ~っ!」
ポンタ「…したらピターッて足音とまるんよ」
私とお嬢「マジッ?」

お嬢「え?その人は平気なの?」
ポンタ「それな、ガキんとき恐山に婆さんと一緒に行ってから幽霊はずっとみてんだと。だからぜんぜん怖くないってんだよ」
お嬢「そんな人いるの!」

ポンタ「いるんだよ…。でな続けっとよ、また5分10分経ったらよ、また足音鳴ってまた怒鳴って繰り返したのよ」
私とお嬢「で?」
ポンタ「したら今度はしばーらく静かになったけどよ、でも眠れねーじゃん、そんなとこで」
私「だなー」

ポンタ「ほんでもよ、少しウツラウツラしてたらよ、したら急に頭から寒気してきてよー、何か寒ぃーなーって思って頭の窓のほう見たらよー」
お嬢「どしたの?」

 

ポンタ「頭から血流した女が立ってたんだよー」

 

私「マジかっ!」
お嬢「見たのそれ見たの?」
ポンタ「ハッキリ見た!!」
お嬢「ヤダー!」
ポンタ「俺、ウワーって騒いだわけ。そしたら職員、上から降りてきて窓のほう行って…」

 

ポンタ(職員のマネ)「『まったオメ~かっ!』ってよ、『シャッ』てカーテン閉めたんだよ」

 

私とお嬢は大爆笑した

私「なんだよ、フカシかよー、ウケたけどよー」
(※フカシ≒ネタ)
お嬢「ギャハハーっ幽霊の立場ってないじゃん!」

ポンタ「バッカ、フカシじゃねーよ、見たまんま言ってんだからよー」
私「またまたー?」
お嬢「チョーウケる!最近の大ヒットにしてあげる」

ポンタ「あれーマジだっつってんのによー。いいよもー」
私「そんな拗ねんなよ、わかった信じるよ、信じた」
お嬢「は~いっ!信じマース!」

ポンタ「オメーらぜんぜん信じてねーじゃん!」
お嬢「あー面白かった!今日はかいさーん!」
私「おう」

ポンタが慌てて生を呑み干してお開きとなった

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

平日のある日、お嬢が突撃にきた。ドンドンと窓を叩く。

お嬢「いるのー?いないのー?どっちー?」

私はガラッと窓を開けた

私「あれ、珍しいじゃんこんな早く。まだ昼前じゃん」
お嬢「今日休み?」
私「おー、休み」
お嬢「お茶行こお茶」
私「おー、いいね」

京浜蒲田商店街の2階にある喫茶店は二人の行きつけになっていた

お嬢「これ欲しいって言ってなかった?あげるよ」
私「えー、何?」

箱を開けるとカルチェのサントスが入っていた。高級腕時計だ
(※当時はカルチェと発音してた。最近はカルティエ
私「え、これは貰えないよ、スゲー高いヤツじゃん」
お嬢「うん、ダイジョブ」

私はよくよく時計を覗いた

私「なんだよこれパチじゃん」
(パチ≒パチモノ≒ニセモノ)
お嬢「えー?なんでそう思うの?」
私「ホンモンは数字の『7』にちっちゃく『CARTIER』って書いてあんの!」

本物は赤枠に小さく『CARTIER』とある。(Cartier サントス)

お嬢「バレたかー。あんたが見破るんじゃ程度ひくいなーこれ」
私「何する気だったのそれで」
お嬢「ヒミツ!」

私「何だよそれ」
お嬢「悪かったってば」
私「本当にそう思ってる?」
お嬢「まぁ、一応ね」

私「じゃあさ、今度、千葉の海に会社の先輩と一泊旅行いくことになってんだけどさ、お願い、一緒に行ってくんない?お願い!」
お嬢「えー、ヤラシー、やらせろってこと?まわりくどっ!」

私「いや、違うってー、12~13人で行って男女別の部屋だからそういうんじゃないから」
お嬢「でもヤダー、知らない人達と行ってもつまんないじゃーん」
私「そこをなんとかお嬢様!」
お嬢「なんであたし呼ぶ必要があんのよ?」

私「いやさー、先輩達はみんな彼女つれてくるみたいでさ、俺だけいないのは惨めだからさぁ」
お嬢「またー、自分も彼女つれてくるとかなんとかカッコつけたんじゃないの~?」
私「いや、彼女とは言ってない。超ウルトラ美人の同級生呼んでみるって言っちゃった!」
お嬢「ま、良い表現ですこと!」

私「お嬢様にピッタリの形容詞でございます!」
お嬢「まぁ、お上手。考えておきましょう。…あれ、つーかあんたなんかさ、臭くない?」
私「あー、わりぃ。臭う?夜勤続きだったから、風呂屋の空いてる時間に帰れなくてよ」

私は酷いときは4~5日、銭湯に行けなかった

お嬢「マジー?いいよじゃあ、ウチのシャワー使っていいよ、行こ」
私「え、さすがに悪いよ、いいよ」
お嬢「臭いのはイヤだっつってんの、行くよ執事!」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

久しぶりにシャワーを浴びてスッキリした

お嬢「バスタオル置いとくよ」
私「ありがと」

バスタオルで体を拭いているときにガチャッと玄関の鍵を開ける音がした。ん?出かけるのかな?どこいくんだ?と思って行き先を訊こうとズボンだけ穿いてリビングに出た。

驚くお母さん

お嬢母「まー、どなたなの?」
お嬢「あー、友達、シャワー貸してあげただけ、なんでもないから」
私「そうなんです、ぜんぜんプラトニックシャワーです」
お嬢「何言ってんの、早く上着てよ」
私「あー、うん」

私が服を整えてリビングに出るとお嬢の母は部屋に籠ってしまった

お嬢「ごめん、今日は帰って」
私「こっちこそごめん」

私はバタバタと慌てて帰った

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

お嬢「すいませーん、レモンサワー2つ追加でー」

威勢のいい『喜んでーっ』が聞こえた

私「いやー、アソコが縮んだわー、心臓止まるかと思ったよー」
お嬢「ふっ、縮むほどおありで?」
私「いやいや、ぎゅっーってさ、女にはわかんないよ」

お嬢「いいけどさ、プラトニックシャワーって何?、お母さんさ、シャワーのプラスチックどうかしたの?って訊かれたじゃーん」
私「うん、何か清い関係なんですって今どき風に言いたかっただけ」
お嬢「伝わるかっ!ダサッ」
私「お母さんの印象最悪だよなー、ごめんなー」

レモンサワーがドンドンっと運ばれてきた

お嬢「落ち込んでるなー、しょうがない。つきやってやるか千葉の海」
私「ホント?マジで?うわぁ良かった~、もう先輩から人数確定していいかって何度も来ててさぁ、もうちょっと待って、もうちょっと待ってってさぁー」

お嬢「夏の海はお肌の大敵なんだから、普通お水の女はいかないぞ!感謝しなさい」
私「ハッ!お嬢様、一生感謝します!」
お嬢「大げさだろっ」

そうか、そういう事情もあったんだな。焼きたくない理由か。お嬢の肌、真っ白に透けて見えるぐらいだもんな

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

早朝、東京駅八重洲口で待ち合わせた。私は夜勤明け。可哀そうだけどポンタは夜勤当番。先輩たちはもう車で待っていた。お嬢がなかなか来ない。私はヤキモキした。なんせ、お嬢が前日飲み過ぎていたらドタキャンもありうるからだ。

S木先輩「彼女まだ?」
私「すいません、もう少し待ってください。あ、彼女じゃないんで誤解されるとあの子にわるいんで」
S木先輩「またまた~」

改札をじっと見続ける。するとまもなくお嬢は現れた
忘れもしない、この光景だけは。後光が射したかのようにお嬢が光って見えた

【イメージ映像】お嬢はまさにこのレベルの女性だった。絶対に嘘ではない、盛ってもいない。正真正銘のウルトラ美女だった。誰だって惚れてまうがな。

白いワンピースに麦藁帽、麻の手提とかわいいリュック、白いグルカサンダルが夏のバカンスにピッタリの装いだった。この日のお嬢の美しさは群を抜いていた。きっと芸能事務所のスカウトがいたら、絶対声をかけただろう

お嬢「みなさん遅れてすいませんでした、電車遅延があって…」

先輩たちがあっけにとられているのが可笑しかった。たぶん、私の見た目との差に信じられない思いだったと思う。私は誇らしかった。

私「紹介します、お嬢です」
S木先輩「お嬢?」
お嬢「ちょっと、やめてよ」
私「あだ名です、名前はXXさんです」
M沢先輩「いいじゃんお嬢で。お嬢でいこ、それでいこ」
S田先輩「まさしくお嬢さんだしな」

みんな笑った。
4台の車で房総の海に向かった。私は車中、無表情を演じたが心の中は感謝で一杯だった

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

コテージは、広いリビングに部屋がいくつかあった。男女それぞれ決められた部屋に荷物を運んだ

先輩たちはピックアップトラックからカヌー、ウインドサーフィンを下した。私はバナナボートをエアーコンプレッサーに繋いで膨らました。S田先輩はすでにビールを飲み始めていた。海より酒がいいらしい

お嬢がビキニになって砂浜に出た。眩いばかりのいい女っぷりだ。小さなビニール袋から日焼け止めを取り出すと入念に塗り始めた

眼が合うと私を手招きした

お嬢「ちょっと背中塗ってよ、たっぷりめ」
私「おぉ」

手にたっぷりと日焼け止めを溜めるとお嬢の背中に塗った。初めてお嬢の背中を触った。

S木先輩「ヒューッヒュー!」
M沢先輩「よっ美女と野獣!」

みんな大笑い、先輩の彼女たちにも大笑いされた。私は笑顔で一言返した

私「ただの日焼け止めです!」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【イメージ映像】シーサイドコテージ

ひとしきり遊んだ後、少し離れた岩場でお嬢と並んで座った。夕陽をぼんやり見ながらお嬢はポツリと言った

お嬢「実はさ、訳アリのほうのオヤジがさ、マンションの名義あたしに変えてやるからずっとこの先も関係続けてくれっていうんだよね」
私「え?ずっとかよ、それは…」
お嬢「わかってる…。でもさ、そしたらお母さんと一緒にあそこ住んでていいっていうからさ、少し迷ってる」
私「お母さん、離婚して別に住んでるんだったよな?」
お嬢「うん、昼間だけあのマンション来ることあるけどね、夜は来ないよ」
私「…」

私は自分の範疇を超える問題に何も答えてあげられなかった

お嬢「ごめん、へんなこと言って。忘れて!お嬢の命令ダゾッ!」
私「…」
お嬢「なーに、ノリ悪いぞ」

がやがやと先輩たちの声が聞こえる。コテージのほうでキャンプファイヤーの火をつけ始めている先輩達が見えた

お嬢「行こっ、バーベキューだって。食べよ」
私「うん」

【イメージ映像】キャンプファイヤー

バーベキューが始まると缶ビールを片手にぐいぐいと飲み、お嬢の話はいったん忘れることにした。お嬢がトイレ行くねと言って席を離れるとS木先輩が隣に座った

S木先輩「メチャメチャかわいいじゃんよ、彼女なんだろ?もうやったの?」
私「いや、彼女ではないです、ハッキリ言いましたよね?」

いつの間にかM沢先輩も横に座った

M沢先輩「今更隠すなよー、いいじゃん、いい子じゃん、やったんだろ?」
私「やってないです、彼女じゃないんで。ハッキリ言いましたよね?」
S木先輩「またまた~」

先輩達の興味はやったかやってないかの一点なのかと私はあきれた

やがて彼女が戻ってくると私は先輩たちに『はい、どうぞお戻りください』と手のひらを上に向けて促した

M沢先輩「なんだよ、ちょっとぐらい彼女としゃべらせろよ」
S木先輩「そうそう」
私「いいですけど変なこと訊かないでくださいよっ」
S木先輩「わかってるって!」

彼女が戻ると席をずらして私の隣に座った

お嬢「なんの話してたんですか?」

先輩たちと顔を見合わせた。この沈黙が続くと良からぬ方に話がいきそうだ

私「あー、ポンタのお化けの話しようとしてた」
S木先輩「お化け?」

私はポンタのマネをして話して聞かせた
最後の場面ではやはりみんな爆笑した

M沢先輩「それはやっぱネタだろ?もちネタだろそれ」
私「ですよねー」
S木先輩「いくらなんでも出来すぎだろー」
お嬢「えー?でもあたしなんか家のリビングのカーテン毎回ピッタリ閉めちゃう」
私「考えすぎだよ!ないってそんなの」
M沢先輩「そうだよ、ネタだよ」
S木先輩「ないない」
お嬢「みんな強いんですねー」

そんな話題で盛り上がったあと、就寝時刻となった
私はM沢先輩とS木先輩の3人の部屋で寝ることとなった
海辺のコテージの周辺は、漆黒の闇に包まれていた

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

私「先輩、もう寝ました?」
M沢先輩「まだ」
S木先輩「なに?」
私「外まっくらですね」
S木先輩「うん、それが?」
私「トイレ行くときヤじゃないです?リビングのカーテン空いてたじゃないですか?」
S木先輩「お前も気になってた?」
M沢先輩「幽霊とか信じるほうなんだよな、本当は」
私「キチッと閉めときません?」

そうだとなということになり3人でリビングのカーテンを閉めているとき、女性部屋のドアが開いた。M沢先輩の彼女とS木先輩の奥さんが出てきた

M沢先輩の彼女「何してんの?」
M沢先輩「イヤー、ちゃんと閉めとこうかなって。ほら物騒だから」
S木先輩の奥さん「ふーん」

その奥で勝ち誇ったような笑顔を振りまく、仁王立ちのお嬢が言った

お嬢「物騒のなかに幽霊もはいります?」

私たちは曖昧に笑ってごまかした…

 

 

-- ここまで呼んでいただいたあなたへ --
お嬢との顛末が書かれた前回のブログ『お嬢突撃?一宿一飯の恩義』とセットです。よければ読んで。

 

(…次回『(第13話)忘れなきゃダメ?As Time Goes By』に続く)

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